宇宙空間に変わらぬ心

私たちにとって、宇宙という世界で知りえる物はごく一部にしか過ぎません。それゆえに、知られていない宇宙空間への憧れを強く持ちます。宇宙はどこまであるのか、続いているのか、何があるのか、どんな生物が生きているのだろうか。想像力を書き立てられます。

松本零士は、999でも、壮大な宇宙の中に主人公と登場人物たちの人間的な触れ合いや感情を表現しました。この銀河鉄道物語も、その世界観は変わらず、果てしない宇宙空間には、想像もできない恐ろしい出来事もあるかもしれないし、人間と同じような感情を持つ生物が存在するかもしれません。善も悪も存在します。

それらを、主人公が自ら立ち向かい、自らの運命を切り開く姿を通して、宇宙は想像もできない、果てしない壮大な空間かもしれませんが、そこには、時代が変わっても、生きている人間は生物が守ろうとするものは変わらないというメッセージが込められています。人間の心がそこには存在するのです。