運命を切り開く

主人公の学が、殉職した父や兄の死を目の当たりにし、自らも同じ道を歩みます。そこには、次元断層に消えた宇宙特急の救出劇、宇宙を漂流する小さな植物の種が巻き起こす大惨事、異次元空間から飛来した使者が巻き起こす全宇宙滅亡のメッセージなど、次々と困難が待ち受けています。そこに、学は自らの命をかけて立ち向かいます。

学の所属するシリウス小隊の隊員も、これらの困難に対して、懸命に立ち向かい、銀河鉄道を守ろうと必死です。

こうした学や隊員たちの懸命な勇気ある行動にハラハラしながら、思わず力が入ります。そして、隊員同士の触れ合い、助け合い、思いやりがこうした緊張感の中にも感じられ、人間味溢れた作品としても感動できます。

そして、何よりも、大きく果てしない宇宙空間で物語が繰り広げられ、想像を超えるであろう宇宙という未知の世界への憧れ、希望を感じさせてくれます。それが、松本霊士のダイナミックな展開と緻密なまでに描かれている絵が、一層、物語への期待と思いを膨らませてくれます。

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